亀田兄弟の「世界戦」を考える [ボクシング]


昨日、亀田大毅選手がWBA世界フライ級タイトルマッチで坂田健史選手と対戦し、
初防衛に成功しました。
「因縁の対決」的な状況とTBSの必死の番宣によって、
多くの方がご覧になったのではないでしょうか!? 視聴率20~30%位は・・?

当ブログでは事あるごとに、亀田家のボクシングスタイルを批判してきたものですが、
昨夜試合後の大毅選手の挨拶などを見ると、随分心を入れ替え・成長したなぁと感じました。
これまでは、ルールある格闘技にもかかわらず、当然の振る舞いを無視していましたからね。

でも、残念ながら、
ボクシングの世界戦としては、正直「凡戦」だったと思います。
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両者ともダウンは一度もなく、連打の打ち合いも数少ない!!
前半は、バッティングやローブローの応酬、終盤は、クリンチによる時間稼ぎなどなど。
これが、無名の外国人同士のタイトルマッチであれば、
あくびの出るような退屈で平凡な試合でありました。
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この感想、実は、
昨年11月の「亀田興毅対内藤大助」戦での感想と同じであり、
また、今年2月の「亀田大毅対デンカオセーン・カオウィチット」戦でも
まったく同じように感じたものです。

ボクシングの最高峰である世界戦での楽しみ、それは、
・感動できる試合だったか!?
・手に汗握る展開で、熱くなれたか!?

・目にもとまらぬパンチの応酬とテクニックに感嘆できたか!?
そこにかかっていると思うのですが・・・、プロなんだから・・・。
亀田兄弟戦となると、いまだに因縁対決ばかりが先行して、
まったく試合内容はどうでもよいみたいになってしまうのが、
残念であり、不幸だと思います。

先日9月20日の内山高志選手のWBA世界Sフェザー級戦をご覧になりましたか!?
あれですよ、あれ!!

今年4月30日の長谷川穂積選手 WBC世界バンタム級統一戦!!
負けはしましたが、そんなの関係ありません!! 勝ち負けは時の運!!
あんなに緊迫した日本人の世界戦は見たことありません。

同日の西岡利晃選手 WBC世界Sバンタム級防衛戦
フィリピンの新鋭バルウェグ・バンゴヤン選手との戦いは5RTKOの見応え十分の試合でした。

一つ言えることは、
亀田兄弟の問題は、対戦相手の問題なんです。

失礼を承知で言うと、
(内藤選手、坂田選手、ファン・ランダエタ選手、デンカオセーン選手、ポンサクレック選手、ごめんなさい)
これまで世界戦で戦ってきた相手は、全員、峠を越した選手たちばかりです。
同時にパンチがない選手ばかりです。
だから、ダウンシーンが見られない!!
そして、峠を過ぎてスタミナも落ちているので、終盤は、クリンチばかりの試合になる。

どうして、そんなマッチメークしかできないのか!?

内山選手や長谷川選手、西岡選手たちのように、強い相手と戦ってこそ、
さらに自分たちも強くなれるし、またベルトの価値も上がるというのに・・・。
あのアジアの英雄・マニーパッキャオ選手は、強い相手としかマッチメークしませんから・・。
というか、ファンは望みません。

これだけ知名度がある亀田兄弟ですから、
そろそろ、そろそろ、今が旬の強い相手と戦ってほしいと願います。

でなければ、この先、いくら2階級制覇といっても・・・、
どれだけその肩書に価値があるというのでしょうか!?

亀田兄弟は、昔は(5~6年前)強い選手だと思っていただけに、
もっとその実力を磨いて、私たちにプロらしい試合を見せて欲しいものです。

以上


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